オンタリオ州の幼児教育

オンタリオ州の幼児教育

新学年が始まり、我が家の次女はキンダー(幼稚園)に入りました。

 

こちらのキンダーは2年制で、4歳になる年の9月に始まります。

 

日本とちょっと違うのは、こちらのキンダーは無料で、学区の小学校に付属していて同じ場所にあり、幼稚園とはいえ、学校(School)の一部として扱われていることです。そのため一般的な日本の幼稚園に比べて、勉強っぽいことをする時間がより長いです。

 

今日次女が持って帰ってきたプリントを見ると、小学校のように時間割があり、GymやMusicに加えてMedia LiteracyやMathの時間もあるようで驚きました。4歳児にどうやってMedia Literacyを教えるんだろう…

 

ちなみに長女は日本で公立の認可保育園に通っていました。日本の保育園は保育料がかなり安い上に手厚いケアを受けられるので感謝しかないのですが、2点だけ、ここは何とかならないだろうかと思っていたことがあります。それは

1.お昼寝を強制する

2.勉強を全く教えない

ということでした。

 

園にもよると思いますが長女が通っていた園はお昼寝しない子は怒られていました。長女は3歳の時にはもうお昼寝をせず、その分早寝早起きをしていたので、保育園でお昼寝を強制されるのは困ったものでした。他の子が寝ているのを邪魔しているわけでもないのに、自分ではどうしようもない「眠くない」ことを怒られるというのも理不尽だなぁと思っていました。お昼寝は年長(6歳)の年末まで続きました。

 

また、長女は割と早くからひらがなや漢字に興味を持っていて、いっぱい質問してくるようになりました。こういうタイミングでたくさんの知識をスポンジのように吸収するのだろうなと思ったのですが、通っていた保育園では子供は元気に外で遊ぶのが一番というポリシーなのか、ひらがなや数字を子供に書かせたり、読ませたりするといった時間はあまりなかったようです。

 

そういった意味では希望者は全員入園でき、4歳にして昼寝なしの毎日9時から15時までの長時間保育、そして子供にアルファベットや数字を学ばせるこちらのキンダーはなかなかすごいプログラムなのではないかなと思っています。(しかも無料!)

 

両親共働きの家庭には、キンダーが9時に始まる前と15時に終わった後に預けられるプログラムもあります (Before and After School Program)。ただそれはやはり利用料が高く、月715ドル(約57,000円)ほどするようです。(ただしデイケアと同じで対象者は助成金を受けられます)

 

早朝から夜7時くらいまで預けられる日本の保育園の保育料は月3万円台だったと記憶していますが、それに比べるとだいぶ高いです(というか日本が安すぎてびっくりです)。

 

さらに日本では保育料が無償になるという制度も始まるとかで、どうやってそんなことが可能なのかよくわからないのですが、それより希望者が皆保育園を利用できるようにした方がいいのじゃなかなぁと思ってしまいます。

 

またお弁当作りの日々が始まります。