コロナ禍におけるカナダの移民政策
- 2020.11.17
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ただいまCovid-19の陽性者がオンタリオ州で増加しています。特にトロント中心地がひどく、店内飲食やジムの利用には制限がかけられています。幼稚園から高校は開いていますが、冬休みが長くなるかもという話も出てきました。
日本でも増えていて第3波かと報道されていますが、やはり諸外国に比べたら少ないですね。いわゆる医療崩壊の危機も、オンタリオの方がよっぽど危険水域に入っているようです。
さて世界中がCovid-19の感染拡大で経済的に大打撃を受ける中、アメリカは米国民の雇用を守るため外国人労働者の受け入れに制限をかけています。
一方でカナダは逆の方針を打ち出しています。トルドー首相は質の高い人材を移民として受け入れることがカナダ人の雇用を増やし、カナダ経済の発展につながるとし、政府は今後3年間で合計120万人以上の移民を受け入れる予定であることを発表しました。
2021年には、401,000人、2022年には411,000人、2023年には421,000人の移民受け入れを目標としています。この目標が達成されれば、1911年以来の記録的な数字となるとのこと。
(以前の計画では、2021年に351,000人、2022年に361,000人でした)
パンデミックによって世界中の国々が内向きになるかと思いきや、このようにカナダ政府は今のところ移民の受け入れを重視しているんですね。
とはいえ、トルドー首相が言うように、高度技能を持ち、カナダ経済に貢献する人という基準があるため、なかなか審査項目は厳しいものがあります(主に年齢、職歴、英語力などの項目がシビアにポイント化されます)。
それでも、将来カナダで生活をしてみたいという気持ちがある方はこのタイミングでぜひ一度検討されてみてはどうでしょうか。
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