10歳で移住した長女の英語学習歴

10歳で移住した長女の英語学習歴

最近カナダ移住を検討されておられる方からご連絡を頂くことが増えてきました。私たちとしても、いま日本在住の方がどういったことを知りたいと思っておられるのか、とても関心がありますので、ぜひお気軽にご連絡ください。わかる範囲でお答えします。お問い合わせはこちら

 

さて今回はCovid-19から外れて長女の英語学習歴についてご紹介します。

 

現在14歳の長女。今は学校以外に公文とオンラインチューターを使って勉強しています(+補習校)が、これまでいくつかの選択肢を試してきました。

 

具体的には

  • 家で親子で勉強する
  • 近所の塾でのカナダ人教師とのマンツーマンリーディングクラス
  • 日本人教師による日本語でのオンライン基本英文法クラス
  • 公文のリーディング
  • 家庭教師派遣業者を通して依頼したオンラインチューター
  • 口コミで紹介してもらったオンラインチューター

 

です。簡単にご紹介します。

 

家で親子で勉強

10歳でカナダに移住した長女。いろいろな先輩お母さんに相談しましたが、みなさん「英語はすぐにマスターする。日本語の維持の方が問題」と教えてくれました。

 

そのため最初は少しのんびり構えていたのですが、やはり学校で英語が分からないということに問題が生じ始めたので、私が家で教えることにしました。

 

その時日本のアマゾンから取り寄せたのがこのシリーズ。かなり分かりやすいのでお勧めです。

 

 

近所の塾でのカナダ人教師とのマンツーマンリーディングクラス

しかしやっぱり親子で勉強するのはなかなか緊張感が続かず効率が悪いため、外部の教室に通うことを考えました。そこで近所の塾でカナダ人の先生のマンツーマンクラスをとったのですが、正直週1日1時間先生と一緒に英語の本を読むというレッスンでは効果が出ているのかどうかよくわからず。いろいろ考えた結果、最終的にはやはり文法が大事という結論に至りました。

 

日本人教師による日本語でのオンライン基本英文法クラス

もっと小さい子だと耳から入ってくる英語を通して文法を体で学べばいいと思うのですが、すでに10歳を越えていて、母国語である日本語が確立している長女にとっては理屈から入ってルールを徹底した方がいいのではないかと思いました。

 

そこであえて日本人の先生に日本語で基本的な英文法を叩き込んでもらいました。

 

今思えば移住してすぐにこのクラスを始めれば一番効率が良かったように思います。なんなら、移住前に日本でもっと文法を勉強させていてもよかったかもと思っています。カナダ移住前、日本で英会話教室に通わせていた時期もありましたが、英会話は移住したら毎日することなんで、別にわざわざ日本でやらなくてもよかったかなと。

 

そして1年ほどかけてある程度の文法を学んだあとはESLレベルではなく、カナダ人の同年齢の子供と同じように、国語としての英語を学ぶように移行しました。

 

公文と、家庭教師派遣業者を通して依頼したオンラインチューター

公文のリーディングに通い始め、夏休みの間にはカナダ人のオンラインチューターに週1日1時間のレッスンをお願いしました。

 

実は私自身、小学生の時から高校卒業まで日本で公文の英語教室に通っていました。個人的に、公文の英語教材には絶大な信頼をおいています。

 

もちろんこちらの公文は受験科目としての英語ではなく、英語圏の子供を対象に「国語」としての英語を教えるものなので教材の内容は違います。

 

長女が通う教室では英語1教科で月に140ドル(約12,000円)するので決して安くはないのですが、毎日5枚のプリント(結構な長文でなかなかのボリュームです)をこなすというやり方が長女には合っており、力がついていることを実感します。こちらは高校卒業もしくは最終教材まで続けるつもりです。

 

そして夏休みの間に有名な家庭教師派遣業者を通してオンラインチューターをお願いしました。

 

この業者、さすが評判が高いだけあって教師の人材が豊富で、私のリクエストを踏まえてなんと現役の高校の英語教師を紹介してくれました。授業の質も高かったのですが、料金もお高め(1時間68ドル、日本円で5,700円ほど)でこちらは夏休みの終了に合わせて休止。参考までにこの家庭教師派遣業者のウェブサイトはこちらです。

 

学校の宿題をサポートしてくれたりコミュニケーションを指導してくれるチューター

その後、パンデミックによって人との関わりが減ってしまったので、友達に紹介してもらったカナダ人のオンラインチューターの方に数か月前からお願いしています。前回お願いしていた高校の英語の先生とは違って少しゆるく、宿題を見てもらいながら、いろいろなニュースや話題について二人で楽しく話しています。とはいえこの先生も英語教師としての経験は豊富なので、洗練された表現をしっかり教えてくれるようです。このまま高校卒業までお願いしたいと思っています。

 

こうして振り返ると試行錯誤しながらいろいろ試してきたなと思います。振り回された長女も大変だったと思いますが、何とか移住して4年半が過ぎた今は現地校の授業でも困っておらず、課題もきっちりこなしているようなので少しは役に立っているかなと思っています。高校では前期に1科目ごとすべての先生と面談をしたのですが、どの先生も同様にI am not concerned about her.と言ってくれました。

 

最近子供を連れてカナダ移住を考えているという方からご連絡を頂くこともあり、親としての悩みはとても理解できるので、今回長女の英語学習遍歴を紹介してみました。

 

我が家もまだまだ悩みながら突き進んでいるところですが、参考になれば幸いです。

 

おまけ

近所の図書館は日本のマンガの翻訳本が充実しており、我が家にはマンガが全然ないため、図書館で借りると英語でもものすごいスピードで読んでいました。英語の勉強にお勧めです。