日本人留学生の増やし方

      2014/01/23

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5月22日に教育再生実行会議が開かれました。
私は、今後の日本のグローバル化の方向性を見るには国、企業、学校、国民意識の4つをウォッチしておく必要があると思っていますが、この会議はそのうち国の動きを見るために今最も注目すべき会議の1つです。

この中で「これからの大学教育等の在り方について」の第三次提言素案が出されています。

この提言素案の中には

  1. グローバル化に対応した教育環境づくり
  2. イノベーション創出のための教育・研究環境づくり
  3. 学生を鍛え上げ社会に送り出す教育機能の強化
  4. 社会人の学び直しの機能強化
  5. 大学の経営基盤の強化

の5つの軸がありますが、やはり気になるのは「1.グローバル化に対応した教育環境づくり」ですね。
この中にはさらに

  • 日本の大学の国際化
  • 日本人留学生・外国人留学生の増加
  • 初等中等教育からのグローバル化対応
  • 日本人としてのアイデンティティの向上と日本文化の発信

といった柱があります。
特に日本人留学生の増加に向けては12万人への倍増(2010年時点で58,000人)という具体的な目標と

  • TOEFL等の外部検定試験の活用
  • 秋入学、クォーター制などの学事歴の柔軟化
  • 留学費用面の支援強化
  • 留学経験者の積極採用と評価促進

といったキーワードが目を引くところです。

私は基本的な方向性には賛成です。

日本がグローバルの中で戦っていくにはグローバルのことを知っている人材をいかに増やすかが課題であり、その効率的な手段の1つが海外留学だからです。

またそのための手段として、TOEFLは実際、英語力を鍛えるには現状一番いいツールだと思っていますし、(ただし、WritingについてはIELTSの方が厳しいかも・・)、学事歴や費用面、企業での採用や評価など、留学を阻害する要因をカバーできるのはいいことだと思います。

ただ日本人留学生を増やすために一番大事なのは、海外や留学を意識するきっかけをいかに作れるかというところではないかと思います。

どうしても海外で学びたいものがある、行きたいところがある、という明確な目標を持つ人以外は、そもそも海外留学などという選択肢を思いつくこと自体が少ないのだろうと思います。

私の場合は、海外留学経験のある妻との出会いが留学を意識するきっかけになりましたし、妻の場合は、親から「あなたは留学しなさい」と子供のころから言われていたのが留学を意識するきっかけだったと言います。

なかなか自分で気づかない選択肢を気づかせるにはその選択肢の可能性を知っている人との出会いが重要です。

その意味では生徒に接することの多い学校の先生がその役割を担うというのが有効かもしれません。

例えば英語の教師は全員海外留学を必須にして、授業では英語を教える傍ら、なぜ英語が必要なのかを実感をもって語らせるというのがいいかもしれません。英語を学ぶ意欲が少しは高まるでしょう。
英語だけでなく、歴史の教師が、なぜ自国の歴史を理解しておかなければならないかというのを、海外滞在の経験と共に語ることが出来れば、生徒も歴史を学ぶ意義が分かるでしょう。

すべての教師に留学を義務付けるなんてことはなかなかできないかもしれませんが、今は留学生もブログやツイッターでバンバン情報発信できる時代です。
そういった情報をきっかけにして、日本人が一人でも多く、海外留学という選択肢に気づくことを願っています。

このブログもそういった役割を果たせればと思っています。

最後までありがとうございました。


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