カナダの大学への出願書類の考え方

      2014/04/15

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こんにちは。

Masaです。

カナダの大学に出願する場合、出願書類を求められます。

日本の大学とは違ってカナダ(を含む海外)の大学は入学試験の点数だけで入学合否を決めるのではなく、様々な要素から総合的に評価しようとします。

 

総合評価の観点は大きく2つ

この要素は大きく2つに分かれます。

1つはそもそも審査する資格があるかどうかの要素(審査資格)、もう1つは出願者がその学校にふさわしいかどうかを見る要素(合否要素)です。

前者は足切り要素とも言われ、

  • 学部進学の場合は、高校卒業資格
  • 大学院の場合は、学部卒業資格、(専攻によっては研究・職務経歴)

を確認します。
また英語圏以外からの留学生の場合は、

  • TOEFLやIELTSの最低点をクリアしているか

が見られます。

これらの要素は、出願する資格があるかどうかの確認ですから基準は公開され、判断は常に○か☓か明確に分かれます。
(ただし英語力だけが足らない場合は条件付き合格とするケースもあります)

一方後者の資質を見る要素(合否要素)としては

  • 学部進学の場合は、GPA、ミニエッセイ
  • 大学院の場合は、GPA、GRE・GMAT、英文履歴書、エッセイ、推薦状、面接

などで判断されます。
GPAは学校によっては最低点が設けられていて、その場合は前者の資格を見る要素も兼ねることになります。

この合否要素は○か☓かではなく、その中身を見られ、総合的に判断されることになります。
従って、TOEFLもGMATも充分なスコアを持っている人が合格しないケースもあるわけです。

これらから分かるのはTOEFLやIELTSなどのスコアは○か☓かで判断される要素なので、最低点をクリアしてしまえば、あとは少々スコアが高くても気にされないということです。
TOEFLのスコアは少しでも高く、ということで最低点をクリアした以降も頑張る場合がありますが、一旦最低点をクリアしたら、あとは後者の資質要素の質を高めていくことに注力すべきです。

 

パッケージ全体でいかに魅力を高めていくか

こうして見ていくと特に大学院の入学合否は随分と幅広い要素で判断されていることが分かると思います。従って、出願する方も、いかにこれら出願書類を有効に活用して自分の魅力をアピールしていくかが重要となります。

具体的には、

  • 違う書類では違う角度から自分の魅力をアピールしていくこと
  • もしどこかの要素が弱いなら、それを他の出願書類でカバーしていくこと

という戦略が必要になります。

例えば、自分が仕事で成し遂げたある成果をアピールしたいと思っていたとします。
しかし、同じことを履歴書でアピールして、エッセイでもアピールして、推薦状でもアピールして、面接でもアピールしても、審査官は「それしかないのか」と思うだけです。

アピールしたいことがあったときに、それをエッセイでアピールするか、推薦状でアピールするか、面接でアピールするかは、どれが一番効果的かを考えて戦略的に取捨選択していかなければなりません。

そして出願書類の中で少し弱い部分があった場合、例えばGRE/GMATのスコアがあまり良くない場合は、他の書類の中でそのことをカバーしていきます。
例えばエッセイの中で仕事で英語を使っていることをアピールしたり、面接対策を充分に行ってコミュニケーション力に問題がないことをアピールしたりといった方法です。

このように出願書類は1つのパッケージとしてあなたの魅力を過不足なく表現していくことが必要です。

 

求められるものはベーシックスキル+貢献分野+展望

では出願にあたってどのようなことをアピールすべきでしょうか。
学校の入学審査官の気持ちになると以下のような観点で見ていくことになります。

  • この生徒を入学させた場合、無事に卒業できるか
  • この生徒を入学させることで他の生徒に良い影響をもたらすか
  • この生徒は卒業後成功するか、学校に対して知名度向上や寄付金などの利益をもたらすか

これを裏返せばアピールすべきポイントが見えてきます。

  • 学生として問題なくやっていけること
  • 学校やクラスに対して貢献できること
  • 卒業後に学んだことを活かして活躍できること

の3つです。

まず最初の学生として問題なくやっていけるというのは、入学する学生に求めるベーシックなスキルを持ち合わせているということです。

例えばこんな要素です。

  • セルフマネジメント力(自己理解力、目標設定、実行力、学習力)
  • チームワーク力(他者を尊敬する心、多様性への対応力、リーダーシップ)
  • コミュニケーション力(理解力、伝達力)

こういったスキルを持ち合わせているということを過去の経験と結びつけて語ると説得力が出ます。
それほど語れる経験もないかもしれませんが、課外活動、趣味、何でもいいのでこじつけるくらいでちょうどいいです。

次は、いかにクラスや学校に貢献できる分野を持っているかという要素で、例えば

  • 他人が持っていない経験や知識・スキル
  • 専攻分野における特殊な知識やスキル

といった要素です。

カナダの大学は多様性を求める意識が強いため、なるべく違ったバックグランドを持つ生徒を集めたいと考えています。
「貢献」というと堅苦しい言い方に聞こえますが、要は自分が他人とどう違うかを説明するということです。

最後は卒業後に活躍できる可能性が高いこと示します。これは以下のような説明が必要です。

  • 卒業後の展望・計画があること
  • その展望が、これまでの経験や本人の強み、興味と合致していること
  • 卒業後の展望のために不足しているものをこの学校で学ぼうとしていること

これが説得力ある形で説明できれば、その学校への志望動機も合わせてアピールは強力なものになります。

 

出願パッケージの考え方については個々に細かなテクニックはありますが、全体像としてまずは上記のような捉え方をしておくと取り組みやすいと思います。

最後までありがとうございました。


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