英語のアウトプットは”型”を覚える必要あり

英語のアウトプットは”型”を覚える必要あり

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こんにちは。

留学コンサルタントの藤本です。

先日、私のパートナーである青山TGセミナーの伊藤さんとTOEFLやIELTSに関する話をしていました。

伊藤さんは帰国子女で子供の頃からアメリカで生活の中で英語を身につけた方、一方、私は29歳から無理やり英語を学んだ人間、言わば伊藤さんが自然派で、私は人工派(?)なわけですが、英語力の向上、特にアウトプット系のライティング、スピーキングの向上については共通の見解がありました。

それはアウトプット系の英語(ライティング、スピーキング)には一定量の”型”のようなものを学ぶ必要があり、その”型”をパズルのように組み合わせることによって、しゃべれるように書けるようになるということです。

 

スポーツでも”型”から始まる

スポーツをやってこられた方はよく分かると思いますが、何かをマスターするときは、その体の動きを分解して単純な動きにしてから、その単純な動きを繰り返して体に染み込ませる基本練習から始めます。

野球だったら、最初ボールの握り方から始まって、足の使い方、腰の使い方、肘の使い方、手首の使い方、そしてグローブの使い方を学んで行きます。
これが言わば”型”ですね。

そしてその”型”の組み合わせでキャッチボールが出来るようになります。
基本動作であるキャッチボールがしっかり出来るようになると変化球が投げられたり、無理な体勢からでも正確なスローイングが出来るようになります。

自転車に乗るときもそうですね。
初めて自転車に乗るときにうまく行かないのは、ハンドル操作をして倒れないようにバランスを取る動作とペダルを漕いで前に進むという動作の2つを同時にするからだと言われます。
これを2つに分解して、まずバランスだけを取る”型”の練習をして、その上でペダルを漕ぐ”型”の練習をすると上達が早いそうです。

 

英語のアウトプット系の型

TOEFLやIELTSのライティング問題は分解していけば、1つの段落になり、さらに分解すれば1つのセンテンスになります。

ライティングの場合なら、何段落目の第何センテンスには何を書くべきかというのがある程度決まっているので、それを知ることが1つの”型”になります。
そしてそれぞれのセンテンスも、基本となる表現方法がいくつかあり、それらを覚えることがもう1つの”型”になります。

これらの組み合わせで1つのエッセイが出来上がります。
逆に”型”を覚えることなくエッセイを書き上げるのは、キャッチボールもしたことがないのにいきなり野球場のピッチャーマウンドに登るのと同じで、なかなか上手くいきません。

スピーキングも同様で、段落、センテンス、単語の発音といった覚えるべき”型”があります。
この型を覚えることは、地道で一見遠回りですが、全体から見ると効率が良いということになります。

 

現在、伊藤さんとこのようなコンセプトで、アウトプット系の力を伸ばすためのトレーニングを企画中です。

目処がつきましたらご案内をしたいと思います。

最後までありがとうございました。