5つの海外正規留学メリット(後半)

5つの海外正規留学メリット(後半)

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前回投稿では海外正規留学のメリットとして

①留学前に無理やりにでも英語を勉強せざるを得ない環境に置かれる
②人生の過ごし方を考える良いきっかけになる

の2つを挙げました。今日は別のメリットを挙げてみたいと思います。

 

③日本人のネットワークが広がる

よく留学すると海外に知り合いが出来るというのは言われますが、それは当たり前なので、ここでは見逃しがちなメリットとして、日本人のネットワークが広がるということを挙げたいと思います。

留学の準備段階では、専門の学校に通ったり、インターネットで情報収集することが多いと思います。そこで出会うのが、一足先に留学を実現した先輩や、同じ年代で留学準備をしている多くの仲間です。

学生にしろ社会人にしろ、留学経験者や留学希望者が回りにたくさんいる、という人はそう多くありません。
多くの日本人にとって海外留学とはまだまだ一般的ではないのです。
そうした中で、グローバルの視点を持った海外留学経験者の話や、同じ志を持った留学希望者仲間との出会いは大きな存在になります。
特に社会人の場合は、出会いの多くは仕事関連になりますので、どうしても損得勘定なしに付き合える仲間は昔の学生時代の仲間に限られるということが多いと思います。
しかし、同じ志を持った仲間というのは、そういった損得勘定なしに、夢とか目標とかを語り合える仲間になりえます。

またもし留学先のクラスに同じ日本人がいれば、お互い慣れない環境の中、大学のハードワークを乗り切る戦友として、強い絆が生まれます。
こうした仲間は一生の仲間になりえます。

学校以外でも留学してその土地で生活していると、現地に住んでいる日本人との出会いも色々と生まれてきます。
こういった人達からは、なぜそこに住んでいるのか、どんな生活をしているのかなど、日本にいては決して知ることが出来ない話を聞くことができます。

よく留学の失敗例として、日本人同士でつるんでいるだけで、結局英語が学べなかったという話があります。このような教訓もあって留学先で決して日本人とコミュニケーションしない人もいるようですが、私は適度に日本人のネットワークを求めるのは良いことだと思っています。

学校を卒業して就職するときや、将来、何かの折で、その国に再訪問したりするときに、そういった日本人ネットワークが生きてきます。

 

④全く違った価値観と出会える⇒成長できる

先日とある起業家の集まりに参加した際に、そこにいた最年少の起業家(高校生!)がとても良いことを話していました。

「人間の成長は、自分よりすごい人に出会って打ちのめされることから始まる」

いや、さすがに高校生で起業するだけのことはあっていい言葉です。
20以上歳は離れてますが、感動しました。

自己の成長のために、自分よりすごい人に出会いたいというならば、海外留学こそ、もっとも手軽で効果の高い方法ではないでしょうか。

海外留学の現地での最大の醍醐味は、日本にいては出会えない価値観を持った人間と出会えるということに尽きると思います。
その中には、「こりゃすごい!」という人もいれば、「こんなのありえん!」という人もいるわけですが、とにかく価値観の多様性は単一文化の日本にいるのとは桁違いなわけです。
私自身、多くの価値観と出会いました。
具体的にどんな人がいたかというエピソードはまたおいおい投稿していきたいと思いますが、「いやー、こいつにはびっくりさせられるなー」という経験も何度もしたし、それに対抗するにはこうしなければならないという気づきもいくつも得ました。

どんな価値観と出会えるかは、その人によって違うと思いますが、とにかく行けば必ず何か驚く価値観に出会って、その分成長する、というのは海外留学の保証できるメリットの1つです。

 

⑤日本を客観的に見られる

20年以上日本で過ごしてきた人が、海外に2年とか生活したところで、その人の性格とかコアになる強味の部分というのはガラリと変わるわけではありません。

でも1つガラリと変わるものがあるとすれば、それは「日本」という国に対する見方ではないでしょうか。

例えば、田舎で生まれ育ったけど、進学や就職のために都会に移り住んだという経験を持つ人。
いますよね?

それまで生活の全てだった田舎の町や実家が急に客観的に見えた経験ってありませんか?

住んでいるときは当たり前だったのだけど、都会に来てみると田舎の町の不便さやダサさに気づいたりとか、今まで何とも思ってなかった方言が急に田舎くさく感じてしまったりとか、そんなマイナスな気づきもあれば、普通に食べていた田舎の魚が実は都会と比べるとホントに新鮮で美味かったことに気づいたり、田舎の緑が豊富な環境がどれだけ癒しを与えていたかってことを実感したりというプラスな気づきもあるでしょう。
(↑ ちなみに、これは私の実体験です)

これと同じことが海外に出て生活を始めると起こります。
日本の良くない面と良い面が、現地の生活や、世界中の人との会話と比較することで明確になってきます。

そして、この感覚は、グローバル化が一気に進んでいる現代世界においては、極めて重要かつ有用な資産になります。

日本は何を海外から求め、逆に何を世界に提供していくべきかが感覚的に分かります。
これはあなたが政治、教育、ビジネス、科学、医学、エンタメなどどんな分野に進もうが、その仕事を世界視点で考えるのに役立ちます。
その分野でリーダーシップを取ったり、イノベーションを起こすことに役立つわけですね。
そんな意味からも、留学のメリットの5つ目は日本を客観的に見られる感覚が養えることを挙げさせて頂きました。

 

最後までありがとうございました。