正規留学先としてのカナダ11の魅力 (はじめに)

正規留学先としてのカナダ11の魅力 (はじめに)

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留学するときに、どの国にするか、どの学校を選ぶかというのは非常に重要な要素です。

現地の生活で感じられることや、学校で得られるものは、国や学校によって大きく異なります。

そのときになるべく選択肢を広く見て、一番目的にあった国、学校を選択することが、その留学の投資効果を最大にする決め手だと思います。

私自身はMBAを目指していたということで当初はアメリカしか選択肢にありませんでした。
しかしカナダを選択肢に加えたことで可能性が広がり、恐らくアメリカに行っていたら経験できなかったようなことも多く経験出来て、結果的には良かったと思います。

もちろんカナダだけが選択肢だというつもりはありません。

私としては、留学を志す人に、なるべく広い選択肢を知ってもらいたいと思っており、その1つとしてカナダの魅力をお伝えできればと思います。

カナダは語学留学やワーホリの滞在先としては人気がありますが、こと正規留学希望者について考えると、最初から選択肢に含まれていないというフシがあるように思います。

実際カナダは日本からの留学先としては7位というポジションです。

日本人留学先(2010)

(出典:文部科学省 日本人の海外留学状況

しかし、カナダへの留学経験者として、実はカナダは留学先としては穴場なのではないかと思うところが多々あります。

 

まずはカナダってどんな国?

その魅力を伝える前に、まずはカナダについて良く知らない人のための簡単な基礎知識です。

カナダはアメリカ大陸の北部にある世界で第2位の広大な国土を持つ国で、多くの森林、山、湖を持つ自然豊かな国です。
有名どころでは、ロッキー山脈やナイアガラの滝、考えられないほどの規模で紅葉が見られるローレンシャン高原などがありますね。

人口は3400万人。
地理的な観点から国土の多くは亜寒帯、寒帯に属することもあり、広大な土地を有する割には、人口の80%はアメリカとの国境から200Km以内に住んでいて、大都市も多くはその範囲に集中しています。

連邦制でアメリカと同様に州が地方行政の基本的な単位になります。10の州と3つの準州からなります。

国家元首は公式にはイギリス国王になります。
形式的にはカナダ総督が国王の代理を務め、更に実質的には総選挙で選出される首相(大統領ではありません)になります。

言語は英語とフランス語の2つが公用語という2言語政策をとっています。
政府の発行物や食品の注意書きなどは必ず英仏両言語での併記になっています。
しかし、実際は両言語に堪能な国民は多くはなく、フランス語を母語とする人はケベック州に集中しており、それ以外の州では日常生活は英語になります。

産業としては天然ガス、石油などの天然資源が有名ですが、農産物や自動車や航空宇宙製品などの工業も盛んです。
対日本でいうと、カナダからの輸出が天然資源、農産物が中心、日本からの輸出が自動車関連製品や情報通信機器などが多く、互いに競合しない点、貿易摩擦につながりにくいのも特徴です。

 

次回以降、具体的な魅力についてお伝えします。