海外留学とMOOCの関係

      2014/01/21

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こんにちは。

Masaです。

前回まで3回にわたってMOOCについて投稿してみました。

今日は、このブログのテーマの1つである留学とMOOCとの関係について書いてみます。

 

海外留学の定義が変わる?

まず海外留学という言葉の定義をはっきりさせなくてはなりません。

これまでは

「海外留学」=「海外の学校の授業を受ける」=「海外に滞在する」

だったのですが、MOOCの登場で、海外に滞在しなくても海外の授業が受けられるようになり、この等式は成り立たなくなりました。

これからは、MOOCを使って家から一歩も出ずに海外の大学の授業を受けられる「バーチャル留学」と、実際に現地に滞在する「リアル留学」を分けて使わなければならなくなるかもしれません。

「バーチャル留学」は
費用がかかりません。
引越する必要もありません。
学生ビザを取得する必要もありません。
しかも成績が優秀ならば世界中の企業からオファーが届きます。

いいところだらけです。
では「リアル留学」の価値はなくなってしまうのでしょうか。

否。

私は「リアル留学」の価値は存在し続けると思います。

ただし、留学を志す人にとって、留学の目的をより明確に定める必要が出てきたというように感じます。

 

留学の意義とは

そもそも留学の目的は

  • 語学の修得
  • 専門性の獲得・学位の取得
  • 国際理解・異文化理解
  • 自己実現(現地就職・起業も含む)

のように複数の目的があります。

従来の留学、つまり「リアル留学」の方は、いい意味でも悪い意味でも、これらの目的がすべてワンパッケージになったものでした。
現地に一定期間滞在することで、これらの目的すべてが達成できたのです。

それゆえに、留学する人も、あまりこれらの目的を意識する必要はありませんでした。

しかし、選択肢が増えた今、同じ留学でも何を目的にするかによって選ぶべき留学の形態が異なってくるようになりました。

そして選択する形態によって、費用も、得られるものも全く異なってくるため、慎重に自分の目的や優先度を見極めなければならないということです。

語学の修得だけなら、スカイプのレッスンがあります。
専門性の獲得だけならMOOCがあります。

優先度は別として、これらの目的すべてを達成したいなら、やはり現地滞在型のリアル留学が最適でしょう。

そして、そういった人がいる限りは、バーチャル留学ですべての留学が置き換わるということはなく、リアル留学の価値は存在し続けるはずです。

 

例えばプロ野球観戦を考えてみると、昔は球場に足を運ぶしか選択肢がありませんでした。

しかし今は、ラジオ中継、テレビ中継(最近は少ないですが・・)はもちろん、Web上では1球1球の速報、Youtubeではダイジェスト映像を見ることができます。

プロ野球観戦の目的は人によって様々だと思いますが、

1球1球の配球やデータを楽しむならWeb上の速報が優れています。
選手のピッチングフォームやバッティングフォームをじっくり見たいならYoutubeの動画が優れています。
そして無料でリアルタイムな成行を見守るにはテレビ中継がベストでしょう。

でも今も球場に足を運ぶ人は大勢いるわけです。

そこには、球場での雰囲気、観客の一体感、グッズの購入、生で見る選手の一挙手一踏足など、球場でライブで見るからこそ味わえる楽しみ、価値があるからです。

 

MOOCは知識やノウハウを獲得するには、極めて有効なものです。

本当に知識・ノウハウを獲得することだけを目的としてそれ以外は要らない、という場合はいいのですが、それ以外のことも目的にしたいならリアル留学は選択肢として持っておくべきということです。

 

それでも「リアル」な留学をおススメする理由

以前にも書きましたが、私自身の体験を言うと、留学前は専門性の獲得が大きな目的でした。
当時はMOOCという選択肢を知らず、そのまま何も考えずリアル留学してしまいましたが。

でも実際に留学してみると、専門性の獲得よりも現地で生活して異文化に触れた体験や国際化への関心が高まったことの方が、留学した意義として大きかったと思うようになりました。
プロジェクトでチームメイトと衝突しながらも最終的に成果物を作り上げていったプロセスとか、昼休みとか学校の行き帰りにクラスメイトと話したこととか、インターンシップでの経験とかが、特に帰国後には活きているような気がします。

経験してみないと分からないかもしれませんが、異文化に触れる、異文化を理解するという価値というのは、人生においてとても大きな資産になります

また実は専門性の獲得においてもリアルの留学で良かったなと思う点があります。
それはMOOCの利便性の裏返しでもあるのですが、強制的に必修授業を履修させられたことです。

もし完全に自由に授業が選択できていれば決して受講しなかったような授業も必修で受けさせられました。
これは自分の幅を広げるのにはとてもよいことでした。

人はどうしても居心地のいい場所(コンフォートゾーン)に留まりがちです。
しかし一層の成長のためにはそのカラを打ち破って、知らない世界とか苦手な分野に挑戦していかなければなりません。

こういった強制力というのは、将来的にはMOOCでも実現できるかもしれませんが、現時点ではやはりリアル留学が優れていると思います。

最後に、大学側も今後変わっていくことが予想されます。
一方通行の講義はMOOCに出番を譲り、よりリアルの場でないと経験できない価値を高めていくことになるでしょう。

 

将来は、何も考えずに留学ではなく、目的を明確にもち、その目的によってMOOCやリアルの留学を賢く使い分ける、そういったことが求められるのではないかと思います。

最後までありがとうございました。


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