予習型授業で大事なのは仮説検証

      2014/03/19

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こんにちは!

留学コンサルタントの藤本政信です。

 

私が長年経験してきた経営コンサルティングという仕事ですが、この仕事の特徴の1つに仮説検証アプローチというものがあります。

経営コンサルティングの仕事は、基本的にはクライアント企業の課題を見つけて、その課題を解決する方法を提案するというものです。
この課題を見つける作業をするときに、やみくもに見つけようとすると対象範囲が広すぎて、時間も労力もかかり過ぎることになります。

そこで、一般的な事例やデータ、キーパーソンへのヒアリングなどから、どのような大きな課題がありそうか、仮説を立てて絞り込むことからスタートします。

そして、仮説が立ったら、その仮説を検証するための詳細なデータを集め、分析し、その仮説の立証をしていくというアプローチを取ります。

これが仮説検証アプローチです。

この仮説検証アプローチには大きく2つの効果があります。

1つは立てた仮説の検証に作業を集中させることです。

大抵の場合、時間も資金も人的リソースも限られることが多いので、たくさんある課題のうち最も根本的な課題や影響の大きな課題を優先することが求められます。

仮説を立てることで、その限られたリソースを検証作業に集中させることができます。

もう一つの効果は、問題意識を高めてアクションを取りやすくすることです。

仮説そのものも重要ですが、より重要なのが仮説を作るプロセスです。

この仮説を関係者と一緒に作っていくことで、最初はバラバラだった関係者の意識が次第に共有化され、仮説一点に集中していきます。
そうすることで、この仮説が検証されたらどのようなアクションを取るか、ということについても意識が高まります。

課題や解決法が明らかになっても、実際にアクションを起こさない、ということを避ける意味合いもあるわけです。

このような効果がある仮説検証アプローチは、もしかするとコンサルティング業界の歴史の中で、様々なやり方を試した結果に生き残ってきたやり方なのかもしれません。

 

そして、この仮説検証の考え方は大学の授業にも通じるアプローチです。

学校の教育スタイルに予習型と復習型があります。

私が経験したところだと日本の大学は完全に復習型。
そしてカナダのMBAでは予習型でした。

特にケーススタディの授業においては徹底して予習型です。
授業は事前にケースを読んでいる前提で授業が始まります。

「今回のケースで面白かったところは?」

授業の最初にいきなり、こんな質問から授業がスタートします。
もちろん、ケースを読んでいない人はこんな質問に答えられません。

必然的に予習は欠かせないものとなります。

予習型のスタイルは、それなりに受講生にとっては大変なわけですが、その分効果もあるということです。

 

なぜカナダのMBAでは予習型だったのか?

ここで、予習する=仮説を作る、と考えるとその効果が分かります。

予習(仮説立案)をすることで、各生徒が授業でも聞くべきポイントが明確になります。
聞くべきポイントが明確になれば授業での集中力が高まります。

速読をするポイントの1つに、最初にこの本から何を読み取るかを決めて、それを意識しながら読む、という方法があります。
こうして本を読むとものすごく集中力が高まってあっという間に読書が終わります。

それと同じ原理が予習をしっかりした授業においては起こるわけですね。

 

また予習(仮説立案)をするプロセスで、自分の問題意識が整理され明確になっていきます。

こうして明確になった問題意識を持って、授業で「復習」すると、授業での学びがより印象に残るようになります。

これも予習型学習の大きな効果の1つですね。

 

逆に言うと、仮説を作るところまで行かないと、予習をやっても効果は半減ということです。

これはなかなか大変ですが、毎回の授業でこんなクセをつけることで、仮説思考は飛躍的に高まると思います。

予習型授業を受けるときは、意識してみると良いと思います。

最後までありがとうございました。


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