学校情報のリサーチ方法
- 2015.11.24
- やりたいこと・専攻探し、学校探し
- 大学, リサーチ
こんにちは。藤本です。
カナダの大学の情報を入手しようとその学校のホームページにアクセスしたはいいけど、どこから何を見れば良いのか分からない、そんな経験ありませんか?
学校情報のリサーチの基本はホームページなのですが、このホームページが慣れないと結構分かりにくいのです。
同じような情報があちこちにあったり、探したい情報に関する記述がなかなか出てこなかったりします。
特に大規模な大学ほど分かりにくいです。
ということで、カナダの大学のホームページの基本的な見方です。
まず頭に入れておいて欲しいのが、大学の組織形態です。
学部の場合、学部全体を統括する組織があって、その下に各専攻(リベラルアーツとかサイエンスとか)の組織があります。
大学院がある学校の場合も同様で、大学院全体を統括する組織と、その下に専攻の組織です。
統括する組織を第1階層とすると、専攻の組織が第2階層ですね。
第2階層の呼び方は「Faculty of arts」とか「School of business」という言い方が多いです。
さらにその下には日本で言う学科にあたる第3階層の組織があります。
第3階層の呼び方は決まった言い方はないですが「Department of economics」とか「Finance Mathematics program」みたいな言い方があります。
で、少しややこしいのですが、キャンパスが複数ある場合、そのキャンパスの扱いが第2階層の組織の1つとなっていることがあります。
例えばトロント大学の場合、メインのキャンパスの他にスカボローキャンパスとミシサガキャンパスがありますが、この2つのキャンパスはあたかも第2階層の1組織のような位置付けになっています。
でさらにややこしいのが、大きい大学になると第1階層の組織も第2階層の組織も第3階層の組織もホームページでそれぞれ情報発信をしていることです。
ここで色々混乱します。
入学情報については、第1階層のレベルでまとめて情報発信している場合もあれば、第2階層の組織が情報発信している場合もあり、さらに両方に情報がある場合もあります。
両方に情報がある場合は、原則、第1階層レベルで、全専攻共通の要件が書いてあって、第2階層でその専攻に特化した情報があり、そのように注意事項が書かれています。
この場合は、両方見て確認しておく必要があります。
ただたまに両階層で矛盾したことが書いてあることもあります。恐らくホームページがメンテナンス出来ていない状況です。
例えば第1階層ではIELTS6.5が必要と書いてあって、第2階層ではIELTS7.0が必要と書いてあるケース。
この場合、原則は第2階層の情報を正と考えるべきですが、不安な場合は問合せましょう。
さて入学条件に関する情報は「Admission」または「Prospective Students」となっているところから探していきます。
学校によってはとても情報が探しにくい構成になっていたりしますが、上記の組織を念頭に探していけば必ず情報はありますので、根気よくリサーチしてみてください。
ホームページを探す時の単語集はこちらにありますので参考にしてみて下さい。
最後までありがとうございました。
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