日本に一時帰国して感じたこと
- 2018.01.19
- グローバル&クオリティライフ カナダ移住
- カナダ, 日本
こんにちは。藤本です。
カナダに戻って10日ほど経ちました。
戻った直後は、本当に時差ボケもきつくて、そして日本滞在中にできなかった仕事がたくさん溜まっていたので、なかなかブログも書けませんでした。
ここにきて、ようやく時差ボケも解消されて、帰国直後の大量の仕事も片付いて来た感じです。
ところで、社会派ブロガーのちきりんさんが以前こんなことをつぶやいていました。
「海外から帰った直後の日本の風景がどう見えるかを言語化しておくことはすごい大事。なぜならこの瞬間が、日本がどういう国かを直感的に理解できるベストチャンスだから。」
というわけで、タイミング的に遅くなってしまいましたが、長女に年末年始に日本に帰って気づいたことを聞いてまとめてみました。
目次
地下鉄はいちいち長い時間停車したりしない
トロントの電車は何のアナウンスもないまま10分くらい停車していることがよくあります。
用事があって電車に乗っている時などはよく焦ります。
日本ではあまりないですよね。
日本にいる間は電車での移動がとてもスムーズでストレスフリーでした。
そして私が気づいたことですが日本の電車内はとても静か。
トロントでは「子供を食べさせるために何か恵んでください」と言いながら車内を往復する人や、歌を歌ってる人など時々見かけます。
レストランやカフェのテーブルに紙ナプキンが置いてある。
日本では当たり前だと思っていたテーブルの上にある紙ナプキンですが、こちらではあまり見かけません。
おしぼりもアジア系レストラン以外で出てくることはないように思います。
娘は、学校のカフェテリアが汚いといつも文句を言っていますが、日本のレストランがきれいなのは、紙ナプキンがあることで、利用者が自らテーブルを綺麗にするという習慣があるのは大きいのかもしれません。
お店の人のサービスが画一的
よく言われることですが、娘もそう感じたようです。
お店の人の対応がとても丁寧ですが、半面「とても機械的に感じた」と言っていました。
「ポイントカードはお持ちではないですか?」「〇〇円お預かりいたします。〇〇円のお返しです。ありがとうございました。」
など、言葉や動きがいつも同じでマニュアル的と感じたようです。
また「いらっしゃいませ」「ありがとうございました、またお越しくださいませ」と言った挨拶にお客さんが何の反応もしないことにも違和感を感じたようです。
トロントの店員さんは日本に比べるとびっくりするくらい不愛想な人も多いですが、反対にやたらとお客さんと世間話を話しこんだりするような人も多いです。
特に話しこんだりしない場合でも、スーパーやレストランでは”Hi! How are you doing?” “I’m OK. How are you?” から始まり、“Thank you, have a good day.” “You too!”で終わるのが普通です。
そういえばエレベーターで乗り合わせた人に「寒いよね、本当に嫌になるよね、まだ11月なのに!」と話しかけられたり、アジア系スーパーのレジで並んでいたら前の人にゴマ団子のパックを見せられて「この丸いの、いったい何?」と聞かれたり、知らない人から突然話しかけられることが多いのも日本とは違うかもしれません。
現金で支払う人が多い
日本でもだいぶカード支払いが増えてきているような気がしますが、確かにトロントに比べるとまだ現金を見かける機会が多いですね。
マスクをしている人が多い
トロントでもアジア人がマスクをしていることは時々見かけますが、やはり視覚的に日本でマスクをしている人の多さを見て少しビックリしたようです。
点字ブロックの位置が違う
電車の駅のプラットフォームにある目が不自由な人用の点字ブロックの位置が日本とトロントで違うのだそうです。
このことは私も妻も全く気づきませんでした。
なぜかトロントの駅ではプラットフォームの一番端(電車とスレスレになる部分)に設置されていて、危ないのでは?と思っていたそうです。
改めてよく見てみると本当にそうでした。不思議です。
人種の多様性が少ない
やはり最初の印象はこれだと思います。
都市部のコンビニでは中国人と思われる店員さんをたくさん見ましたが、トロントのようにいろいろな人種を見かけることはまだ少ないですね。
子供なりによく見ているなと感心させられました。
どちらの国が絶対的にいい、悪い、ではなく、2人の娘たちにはこれからカナダで育つ日本人として、客観的な目で二つの国を見てフェアな視点を持ってほしいなと思っています。
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