後戻りできない 出願スケジュールの重要性

後戻りできない 出願スケジュールの重要性

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こんにちは。

Masaです。

海外留学をする場合、その出願スケジュールをどう組むかはとても重要な要素になります。

何せ留学の準備は短い方でも数か月、長い方は2年程度の長丁場の準備が必要です。
そして過ぎてしまった時間は後から取り戻すことはできません。
出願スケジュールは行き当たりばったりではなく、しっかり最初に計画を立てる必要があります。

 

まずは一番スケジュールが厳しい学校を基準にする

出願スケジュールのスタートはおよその出願校を決めることから始めます。

と言っても、出願校そのものはTOEFLやIELTSのスコアによって変わってくると思いますので、まずこの段階ではおよその志望校で結構です。

次に、志望校の出願締切日と出願要件を確認していきます。
締切日はカナダ人と海外からの留学生で日程が違うことがあるので注意します。
(一般に留学生の方が締切は早いことが多いです)

学校 出願締切日 TOEFL/IELTS最低スコア(条件付き合格有無) その他出願書類
A 3月30日 90/7.0 (条件付き合格有り) エッセイ、推薦状
B 2月28日 100/7.0 エッセイ、推薦状
C 1月15日 100/6.5 (条件付き合格有り) 推薦状
D 3月30日 86/6.5

上記の例の場合、最も締切が早いのがC校の1月15日ですが、条件付き合格があり、その条件が例えば9月の入学までに英語のスコアをクリアすればよい、ということであれば余裕を見ることができます。
その場合むしろ厳しいのは条件付き合格がなく、かつエッセイが課されるB校ということになります。

このように志望校の中で最も条件が厳しいところをターゲットにしてスケジューリングしていくのが基本です。

 

スケジューリングの目安

スケジューリングの際のおよその目安です。

まず通常、一番時間がかかるのがTOEFL/IELTSのスコアメークです。

これがどれくらいかかるかは、現在の英語力(得意・苦手分野)、勉強に取れる時間、求められる最低スコアによって変わってきます。

現在のスコアと求められる最低スコアとの差が大きいほど準備に時間がかかるのは当然ですが、もう一つ気をつけなければならないのがスコアが高くなるほど伸びが遅くなるということです。
例えばTOEFLでは60点から80点に伸ばす時間と80点から100点に伸ばす時間とでは前者の方が圧倒的に短いです。
このため60点から90点まで3か月で伸ばしたとしても、90点から100点に伸ばすのに半年かかる、みたいなことはあり得ます。
私のようにゼロからスタートだとそれだけで1年以上という場合もあるでしょう。

また受験してからスコアが出るまで2~4週間程度のタイムラグがあるので、その部分も考慮して受験スケジュールを組む必要があります。

カナダの学部進学の場合はアメリカのようにSATが無い分、スケジュールに余裕はありますが、大学院の場合はGREやGMATがありますので、こちらのスケジュールも見ておく必要があります。

エッセイも意外に時間がかかります。
出願パッケージ全体で出願者の魅力を余すところなく伝えるためには、それなりに出願戦略を固める必要があるからです。
これも一般的に最初の1校目の準備に時間がかかり、2校目は1校目の半分程度といったイメージです。
MBAのように1校で複数のエッセイが課される場合で最初の1校を仕上げるのに約2-3週間程度かかると見ておいた方がよいです。

推薦状は推薦者に書いてもらう場合は、やはり礼儀として2-3週間程度は見ておきたいです。

 

求められるタイムマネジメント力

海外留学をすると山のように課題が出て、とても大変な学生生活になります。
私もMBAの授業のスピードと課題の量にはちょっと辟易するくらいでした。

しかし学校としてそれだけの課題を出して何をさせたいかというと、限られた時間の中で、計画的に効率よくタスクを終えるタイムマネジメントの力をつけさせたいわけです。

実際にMBAのある教授はこんなことを言っていました。

「教科書は全部は読むな。目次を見て必要なところだけを読め。」

必要な情報だけを取り出して処理するスピードが求められるわけです。

この考えは出願前にも通じるものがあります。

海外留学する場合、学生だったら学校の授業、社会人だったら仕事がある中で、英語のスコアを高めて、出願戦略を考え、出願書類を揃えなければなりません。

行き当たりばったりではなく、計画的にスケジュールを組み、必要最低のことだけをやって最大の効果を上げるような取組が必要です。

 

今日の投稿を見て「大変だな」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも留学した人はみんな通ってきた道ですし、正しく取り組めば誰でもたどり着けるものです。

大丈夫。やればできる。

最後までありがとうございました。