正規留学先としてのカナダ11の魅力 (英語環境編)
前回はカナダ正規留学の魅力を教育水準の面でお話しました。
今回は英語環境面での魅力をお伝えします。
魅力その3 クセのない美しい英語
英語力を高めるというのは留学の大きな目的の1つだと思います。
しかし、同じ英語圏であっても、国によって話されている英語にはそれぞれ特徴があります。
アメリカ英語は単語と単語の間がつながって聞こえる英語になります。
リスニングが苦手な人にとっては少し速く聞こえると思います。
また南部になると訛りが出てくるようです。
イギリス英語は、1つ1つの単語をはっきり発音して、少しカクカクしたイメージのイントネーションになります。
オーストラリア英語はdayをダイと発音するオージー英語が有名で、やや特徴があります。
カナダ英語はアメリカとイギリスの中間という言われ方もしますが、個人的には単語をはっきり発音するところはイギリス英語、なめらかなイントネーションはアメリカ英語を引き継いでいて、英語が苦手な日本人でも非常に聞きやすいのが特徴だと思います。
北米のアナウンサーはカナダ英語を標準語として話しているそうで、その意味でもスタンダードな英語ということができます。
地域による訛りもほとんど見られません。
ということで、標準的な美しい英語を身につけるという観点からはカナダで英語を学ぶことはお勧めです。
魅力その4 英語が苦手な人も受け入れる文化
カナダは多様な国から移民を受け入れる移民国家です。
そして同じ移民国家でも、自国の文化に溶け込むことを求めるアメリカとは対照的に、
カナダでは移民たちの持つ文化を尊重するという姿勢が貫かれています。
このため、長年カナダに住む移民でも訛った英語を使い続けていたりします。
そういった世界各国から色んな訛りを持つ英語が集まっているのもカナダの特徴と言えます。
カナダの人たちはこういった環境に慣れているため、相手の英語が訛っていても、
少々下手でもしっかり聞き取ってくれます。
そういった面ではかなり寛容と言え、英語が苦手な人にとっても入りやすい環境と言えます。
寛容さの例を1つ挙げます。
昨年、カナダの野党自由党の党首は英会話が苦手で苦労している、というニュースがありました。
この党首はフランス語を母国語とするようですが、苦手ということがニュースになるほどの人物が野党の党首にまで上り詰められるということに、カナダの寛容さというか、ふところの深さを感じます。
また、今フランス語の話をしましたが、カナダは英語とフランス語の2つの公用語があります。
この2つの公用語は常に平等に扱うことが求められており、そのため、初等中等教育の中においても、2ヵ国語を平等に扱うべく、語学教育に力を入れています。
このような歴史があるため、カナダの語学教育に関するレベルは高く、それゆえに大学付属や民間の語学学校が充実しているというのもメリットの1つです。
受入れ環境や教育環境とも、英語が苦手な人にとって、よい環境ではないでしょうか。
続きはまた次回。
最後までありがとうございました。
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