カナダの大学に入るルートについて

      2014/09/08

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こんにちは。

藤本です。

先日読者の方からこのようなリクエストを頂きました。

 

私の中では(大学進学には)語学学校の進学コースを受講して大学に入学するものだと思っていました。先日、海外大学へ進学するための予備校のような所へお話しを聞きに行ってきました。このような学校を経由するのと、語学学校を経由するのと、「どう違う?」「どちらがいいの?」という疑問が出てきました。ブログで取り上げていただけたら嬉しいです。

 

ということで、今日はカナダの大学への入学ルートについて整理してみたいと思います。

 

日本からカナダの大学(学部)に入学するには色々なルートがあります。

一番シンプルなのは、高校から直接入学するルートです。

これは通常、高校での成績と語学力の証明(通常TOEFL、IELTSなどのスコア)が必要です。

この2つの条件が揃っていれば高校から直接入学するルートがもっとも無駄もなくシンプルです。

しかし、条件が揃わず、直接入学以外のルートを考えるケースもあると思いますので、それ以外の一般的なルートについて書いてみます。

 

まず挙げられるのがコミュニティカレッジから4年制大学に編入するコースです。

これはコミュニティカレッジの大学編入コースに一旦入学して、2年の課程を終了した後、4年制大学の2年または3年に編入するというルートになります。

従って大学卒業まで最短4年で済み、時間的にロスが少ないというのがメリットです。

またこれはあまり本質ではありませんが、コミュニティカレッジの2年間の学費の方が、4年制大学の2年間の学費よりも低いことが多いためコスト面でもメリットがあります。

高校から直接入学のときの2つ条件についても、編入ルートだと有利になる場合があります。

まず大学に編入できるかどうかは、コミュニティカレッジでの成績によって決まります。

従って、既に卒業してしまった高校での成績がどう頑張っても大学の入学基準に満たない場合、コミュニティカレッジで良い成績を取ることでリカバリー可能ということになります。

次に英語力ですが、もちろんコミュニティカレッジにも入学条件(主にTOEFL、IELTSのスコア)がありますが、高校から直接入学するルートに比べると、コミュニティカレッジの方が条件が緩いです。

従って、語学力の面でも有利ということになります。

生徒は留学生の他、地元のカナダ人もいるため、異文化に触れる機会は多いです。

そして、成績によっては編入も出来ないという事態になるため、生徒もまじめに勉強に取り組むことが多いです。

尚、カナダの大学では編入が比較的多いため、編入で大学に入るというルートには、コミュニティカレッジのみならず、他の4年制大学からの編入も考えられます。厳密に言えばケベック州などは制度が異なるため、以前アップした以下の記事を見てもらえると良いです。

再整理!そもそもカナダの大学制度って

 

次に語学学校に通って語学力をつけた後に大学に1年生から入学するというルートです。

これは卒業までに、語学学校に通う期間+大学の4年間がかかるということで、時間的なロスはありますが、大学に4年間フルに在籍でき、腰を落ち着けて勉強できるというメリットがあります。

考え方としては、高校から直接入学の場合の2つの条件である高校の成績と語学力のうち、高校の成績は問題ないが、語学力に問題がある場合に取るルートです。

コミュニティカレッジに通った場合、可能性として成績が高校の成績より下がる可能性もあるわけで、そのリスクを回避しつつ、語学力を高めるということで、大学卒業までに時間がかかることに目をつぶれば考えられるルートです。

その語学力の条件をどう有利にするかで2つの選択肢があります。

 

1つは大学と提携関係にある語学学校に通うパターンです。大学附属の語学学校がその代表例です。

大学付属の語学学校を一定の成績で修了すると、その大学に入学する2つの条件(高校の成績とTOEFL/IELTSのスコア)のうち、TOEFL/IELSTのスコアが免除される場合があります。

この免除のシステムを目指すのがこちらのパターンです。

もちろん免除されるのは提携先の大学に限られます。提携先の大学以外を目指すなら、通常通りTOEFL、IELTSのスコアが求められることになります。

なのである程度行きたい大学を絞った上で、語学学校を探すということになります。

大学進学を前提としている語学コースは、入るのにTOEFL/IELTSのスコアが必要なコースもありますが、その条件は高校から直接大学に入学するときに求められるレベルよりは低く、コミュニティカレッジより更に低い場合もあります。

生徒は語学学校なので当たり前ですが、ネイティブの生徒はいません。

その分、現地のカナダ人と仲良くなる機会は限られますが、基本的に進学を目指す生徒なので、雰囲気はまじめな場合が多いです。

 

もう1つは、大学と提携関係のない一般的な語学学校です。

この場合、語学学校を卒業した後は、通常の大学入学と同じようにTOEFL、IELTSのスコアが求められるため、TOEFLコースやIELTSコースに通って、TOEFL、IELTSのスコアを伸ばすことを目的に勉強することになります。

大学入学のための条件という観点では、日本でTOEFL、IELTSの勉強をすることと変わりありませんが、現地の生活への慣れという面ではプラスがあります。

また提携関係がないので、大学の選択肢は幅広く考えることができます。

尚、大学附属の語学学校では入学の条件にある程度の英語力が求められるケースもありますが、一般的な語学学校では、ビジネス的にも幅広い生徒を集めたいため、基本的にはどのような英語力であろうと入学できます。

もちろん低い英語力から大学入学レベルに高めていくには時間がかかるので、低い英語力でスタートした場合、それだけ語学学校に在籍する時間が長くなります。

個人的には大学を目指すという目的があったとき、低い英語力で現地の語学学校に行くのはむしろ効率が悪いと思っています。

詳細は以下の記事で書いてますのでご参考に。

英語力は日本でつけるのが良いか、現地に行ってからつけるのが良いか

 

最後に、大学と提携している日本の予備校から入学するというケースについて書いてみます。

大学との提携タイプにもよりますが、イメージは日本にキャンパスがある大学付属語学学校またはコミュニティカレッジに近い感じです。

大学付属語学学校タイプの場合は、卒業までの時間が長くなる代わりにTOEFL,IELSTが免除になります。

コミュニティカレッジタイプの場合は、TOEFL,IELST免除、そして単位互換などのメリットがあります。

一方で、日本にキャンパスがあるということで、通い安い反面、生徒は基本的に日本人がメインとなります。

もちろん英語での授業となることが多いですが、留学ならではの異文化経験というのはあまり出来ないということになります。

 

ということで、まとめてみると

1)高校の成績も語学力も大学入学条件を満たす ⇒ 直接大学入学

2)高校の成績が大学入学条件を満たさない ⇒ コミュニティカレッジからの編入

3)高校の成績は大学入学条件を満たすが、語学力が条件を満たさない

3-1)4年後に卒業したい ⇒ コミュニティカレッジからの編入

3-2)卒業まで5年かかってもよい ⇒ 語学学校等で語学力を高めた上で大学出願

というのがルート選択の一つの目安です。

日本の提携予備校は提携のタイプに応じて、コミカレか語学学校の位置付けの日本版という位置付けで考えれば良いと思います。

 

最終的にどのようなルートを取るにせよ、幅広い選択肢の中から自分にあった選択肢を探すのが大事ですね。 

ということで、今日は少し長くなりましたが、カナダの大学の入学ルートについてまとめてみました。

 

最後までありがとうございました。


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